誠に恐縮では御座いますが、
2月13日(火)と2月14日(水)は、臨時休診とさせて頂きます。
2月15日(木)より通常どおり診療させて頂きますので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
誠に恐縮では御座いますが、
2月13日(火)と2月14日(水)は、臨時休診とさせて頂きます。
2月15日(木)より通常どおり診療させて頂きますので、ご理解の程、宜しくお願い致します。
今回は『むし歯』について簡潔に説明してみます。
むし歯はズバリ歯が存在する以上は、なる可能性がある病気の一つです。
歯がなければ、むし歯にもなりませんし、歯周病にもなりません。
でも、味気ない人生になってしまいます。
そうならない為にも、むし歯について知る必要があります。
『敵を知り己を知れば百戦危うからず』
(孫子の有名な名言の一つです。)
むし歯は、どこにできる事が多いのか?
歯ブラシだけでは残念ながら、お口の中の60%程度しか清掃できません。
しかもこの60%というのは、正しいブラッシングの仕方を指導させて頂いて、尚且つ、ご自身でもかなり頑張ってブラッシングをしている方の場合です。
ブラッシング指導を受けた事がない、またはその通りにできていない方の場合を考えると、40%程度と考えると良いと思います。
歯ブラシをして、お口の中の40%程度を清掃・・・
お風呂に入って頭から洗ってお腹の上まで洗うイメージでしょうか・・・
想像してもらうと分かるように、全部洗えてません。
毎回ブラッシングを完璧に仕上げるのは、実生活を送る中で、中々難しい時があることは理解できます。
でも仮に1日磨かなかったとしても、むし歯や歯周病なんかなりません。1日で進行するような病気ではないのです。生活の中での蓄積が原因です。
要所を押さえるという事が大事であり、それを考えると、フロスを使う以外、方法はないです。
歯と歯の間の清掃は歯ブラシではできません。が、フロスならできます。
もう一度言うと、むし歯が一番できやすい部分は歯と歯のあいだです。
極端な言い方をすると、歯ブラシをしなくてもフロスをすれば、一定のむし歯の発生リスクを効率よくケアできると言う事です。(だとしても、やっぱり歯ブラシをした方が良いに決まってます。)
ただ、歯周病についてはフロスだけではケアできません。正しいブラッシングが必須です。
歯周病治療の6〜7割は正しいブラッシングが行われているかに掛かっていると言っても過言ではありません。
是非、色んな情報を吸収していただき、ご自身のお口の健康に役立てていただければと思います。
本年度中も様々な患者さまの診療をあたらさせて頂き、なんとかかんとか1年を走り抜けることが出来ました。どのようにもっと地域医療に貢献できるかを試行錯誤を繰り返しながら走っているので、付いてきてくれているスタッフにはその分負担をかけている部分もありますので、まずはスタッフには感謝です。
来年度もスタッフ一同、より一層、地域医療機関の一つとして、お口の健康を通して、支えていけたらと感じております。
みなさま、2024年度もどうぞよろしくお願い申しあげます。
土曜日の診療後、スタッフと共に本日の学会へ参加する為に東京に行ってきました。
一週間の診療終わりの疲労も溜まっているであろう中、私自身の想いを尊重・理解して、共に参加してくれたスタッフには感謝です。
東京はこの日に限って、今年一番の寒さとなっていましたが、会場では様々な職種・先生方の熱い講演やセミナーが開催されていました。
訪問診療という分野は、外来診療以上に、様々な環境下におかれている方々や介護現場の職種の方達との関わりが多く、歯科診療だけでなく、一人の人間としても学ぶことや多様な関わり方を考えさせられるとても深い分野である、と改めて感じました。
歯科の先生方だけでなく、医科の先生のお話も聴く機会があり、認知症や摂食・嚥下機能、サルコペニア、在宅医療など、これからの日本で増え続け抱えていくであろう課題についても貴重な見解を示されておりました。
医療に正解はなく、病気を治す、だけが正解ではない
という文言については、私自身も感じていたことであり凄く共感できましたし、そのように感じている自分自身に戸惑いを感じている時期もありましたが、間違った感覚でなかったのかなと、少しホッとした一面もありました。
参加させていただくことで、参加していなければ気付けなかったこと、知るのに時間がかかっていたかも知れないことを踏まえると、参加したことは有意義であったと感じています。
これからも知らないことを恐れず、知ること・学ぶ姿勢を謙虚に抱き、自身が関われる患者さまに少しでも寄与していけるように歩んでいきたいと思います。
先日の日曜日に東京慈恵会医科大学に嚥下障害と栄養管理に関するセミナーに参加して参りました。
実技を含んだ演習があり、様々な地域からお集まりになられた高名な先生方に嚥下内視鏡の手技などについて学ばせて頂きました。
接触嚥下の分野は、一般的な歯科医師がなかなか敬遠する場所であり、医師の先生方でも説明がつきづらい事象もあり、難しいと言われる分野です。
ただ、この分野には『食の楽しみの全て』が詰まっており、非常に重要な機能です。
そして、栄養士さんとの連携も非常に重要です。
高齢化していく中で、様々な機能が低下していきますが、嚥下機能も同じです。
もし、人間から正常な嚥下機能が失われたら、どのようになると思いますか?
多分ではありますが、『世の中の全てに価値を感じなくなる』と思います。
もしそのように困っている方々がおられたときに、少しでも助力させていただけるように、これからも研鑽を深めていきたいと思います。
令和5年10月より、全国でも類を見ない取り組みが吹田市で行われる事になりました。
吹田市の歯科健康診査は、従来までは30歳からは行われていましたが、
この令和5年10月より15歳からにまで拡充されました。
今後、国も国民皆歯科健診(国民の歯科健診を義務化とする制度)を推し進めていくことをすでに昨年に閣議決定しており注目されていましたが、吹田市が国の政策スピードを追い抜いて、先行する形で、年齢に切れ目のない歯科健診を行っていく形となりました。
今後、他の地域のモデルケースとなっていくのかな思います。
詳しい情報と内容は、吹田市のホームページに記載されていますので『吹田市 歯科健康診査』で検索をして参考にして下さい。
ただし、15歳から18歳までの方は、学校保健安全法に基づいた歯科健診を受ける機会がある場合は対象外です。また、障がいのある方については、学校及び通所施設等で歯科健診を受診される場合は対象となりません。
※15歳から18歳までの方は、市の電子申込システムでの事前申請が必要です。
※ただし、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をお持ちの方は、事前申請は不要です。受診する協力歯科医院の窓口で提示してください。
(吹田市ホームページより抜粋)