食生活改善普及運動/健康増進普及月間

夏のなごりもだんだんと薄れ、朝晩は過ごしやすくなってきました。

保健指導リソースガイド(https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/2manth.php)によりますと、9/1~30は『食生活改善普及運動/健康増進普及月間』だそうです。

生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人一人の理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、9月1日~30日まで1か月間を健康増進普及月間とし、食生活改善普及運動と連携して、種々の行事等を国や地方公共団体、関係団体、民間団体等が全国的に実施しています。

生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。 日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。

実は、『歯周病』も日々の生活習慣が病気の危険性を高めることから生活習慣病の一つとして数えられています。

歯周病は悪化すると、お口の中だけでなく、血液中を介して様々な全身疾患に影響を与えていくことが様々な研究で明らかになっています。

様々な生活習慣病は日々のケアが重要となってきます。

生活習慣を改善し、健康状態を悪化させないようにして食欲の秋を楽しみましょう。

これからも皆様の健康を、お口の状態を通して陰ながら支えていけますよう努めて参ります。

お口の環境を整えて、感染症リスクを下げましょう

新型コロナウイルス感染症の流行も第7波を迎え、長引く社会情勢にストレスを抱えている方も多いことと思います。

ニュースでは、発熱外来などがパンクしている状況や救急救命の現場が医療崩壊を起こしているなど、様々な報道が見受けられます。

「こんな時期に歯科医院なんて行ったらリスクが高いんじゃないか」と、感じられる方も多いかもしれません。

しかし、このコロナ情勢の中、度々報じられているのでご存知の方もおられるかもしれませんが、口腔内環境が乱れることで感染症リスクは増加します。インフルエンザに関する研究で明らかになっていますが、お口のケアをしっかりと行っている人はウイルス感染を起こしにくくなるということがわかっています。お口の細菌がウイルスの感染を助ける酵素を出すため、適切な口腔ケアでお口の細菌を少なくしておくことでウイルス感染そのもののリスクを下げることができるのです。

治療でよく噛めるようになることで、免疫力アップ、重症化を防ぎます。 噛めない状態で放置していると、どうしても糖質に偏った食事になってしまい、結果的に免疫力を落とし、ウイルス感染、または重症化のリスクが高まります。適切な歯科治療を受けて、よく噛める状態にしておくことで、免疫力の低下を防ぐことができます。

また歯科医院は通常、予約制にしているところがほとんどです。当院でも予約制となっておりますので、待合室に多くの人が集まるという濃厚接触の状況が起こることはありません。ご安心ください。

適切なメンテナンスや治療を受けることで、回避できるリスクはたくさんあります。

常日頃より、院内感染対策を最重要事項と考えており、最大限の感染予防対策を行っております。ぜひ安心して歯の治療を受けにいらしてくださいね。もしご心配な方はお気軽にお電話でお問い合わせください。

感染症の流行の収束は、疫学的に3年〜5年と見られることが多いです。

もうすぐその3年に突入します。これ以上の長期化をしないことを切に願います。

正しい歯みがき

本日は正しい歯みがきについてお話ししたいと思います。

皆さんは実際どのように歯みがきをしているでしょうか?

自己流だったり、なんとなく磨いている方が多いのではないかと思います。

まず使う歯ブラシですが、平均すると『1ヶ月に1度』程度の交換が推奨されています。

毛先の開いた歯ブラシでは歯垢除去率が40%低下してしまうのです。

また、歯みがきの際は、歯ブラシだけではしっかりと清掃できません。

補助清掃道具と言われる『フロス』『歯間ブラシ』『タフトブラシ』は必須です。

歯ブラシだけでは、全体の60%程度しか汚れを除去できません。

残りの40%程度は補助清掃道具で除去します。

むし歯のなりやすい・なりにくいは個人差がありますが、歯みがきをしていればむし歯が予防できるか?というと、正しくは歯磨きだけでは十分な予防効果はないです。

皆さんもこれを機に補助清掃道具を使うようにしましょう。