新年も1ヶ月が過ぎ、ますます寒さが強くなっていますね。
日中との寒暖差もあるので、新型コロナやインフルエンザも含め、体調管理に一層気をつけながらお過ごしください。
先日、歯科医療界においても衝撃的なニュース報道を目に致しましたので、それについて私見を述べたいと思います。
関東の方の歯科医院で、矯正歯科における集団提訴が行われた、との事です。
ニュース報道等が正しいと前提にするのであれば、医療として良くない事だと遺憾に思います。
矯正歯科などにおけるモニター価格などを謳い、良い口コミなどを書く代わりに?キャッシュバックを行うので、実質料金が軽減されるなどの内容であったとという事です。
報道を受けて、様々なご意見もあると思います。
一般歯科診療を主に行わせて頂いている私としましては、矯正歯科というものは一般歯科診療とはまた別物に近いものだと感じております。
私自身も歯科医師として診療に従事する中で、過去に数年間ほど、矯正歯科を真剣に勉強させて頂きました。そして世の中には一般診療をされながら矯正歯科の勉強もし、矯正歯科の素晴らしい知見をお持ちの先生方もおられる事を存じております。
が、一般歯科診療と矯正歯科診療は一緒のようでもあり、全くの畑違いでもあります。
歯科診療の中で、一番特殊な分野であり、『専門性』という言葉が一番しっくりくると思います。
私はそのように強く感じましたし、何より矯正歯科を受診される患者さん、患者さんの親御さんに、より安心して診療させて頂くにあたり、当院では矯正歯科に関しては専門の先生に診て頂くように開院当初より整備しております。
今後、歯科業界にこのような報道が新たにない事を祈ります。